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2003年7月31

 

LG.Philips LCD 7月中に大型TFT-LCDの出荷台数が1000万台を突破

 LG.Philips LCDは、7月中に大型TFT-LCDの年間出荷台数が1000万台を突破したと発表した。昨年は11月に1000万台に達したが、今年は4か月上回るスピードで達成。第5世代対応ライン「P4」と「P5」を早期に稼働させたためだという。


 

住友商事・東京システム開発 有機ELテスタをグローブボックス内に
封止前に輝度などが測定できるため、封止の良否を排除した評価が可能

 住友商事・東京システム開発は、グローブボックス内にビルトインした有機ELデバイステストシステムを開発した。従来は大気環境下で封止済みの有機ELデバイスの輝度変化などを測定していたが、N2ドライ雰囲気のクリーンなグローブボックス内で測定することで封止の良し悪しを排除。その結果、有機ELサンプルをより正確に評価できるようにした。

 詳細はE Express 7月15日号


2003年7月30

 

MED QVGAフルカラーマイクロ有機ELDを開発
CMOSベースのトップエミッションでCFを使用してカラー化

 英MicroEmissive Displays(MED)は7月30日、英国大使館でマイクロ有機ELディスプレイの発表会を開催、QVGAのフルカラー高分子パネルを公開した。カムコーダーやデジタルスチルカメラといったNear-to-Eye向けで、CMOSバックプレーンを用いたトップエミッション構造によりローパワーなのが特徴となっている。


 

AU 大型テレビ用TFT-LCD工場を建設

 AU Optronics(台湾)は、Taichung Science Parkに大型TV用a-Si TFT-LCD工場を建設する。総投資額は2000億元以上に達する。第1期として900億元を投じて04年第4四半期までに工場を完成、05年第2四半期に稼働を開始する。

 同社は現在テレビ用として15型/17型/20.1型ワイド26型パネルを生産しているが、第2四半期から14型/ワイド17型/ワイド30型パネルをラインアップ。富士通ディスプレイテクノロジーズと共同開発したワイド46型パネルの生産も計画している。


2003年7月29

 

日立化成 LCD用導光板の生産能力を倍増

 日立化成工業は、小型LCD用導光板の生産能力を増強する。今秋までに年産能力を現在の5000万枚から1億枚へ倍増する。また、プリズムシート枚数が削減できる新製品を製品化する。

 新製品は上下面の特殊光学形状を改良したもので、バックライトユニットの構成部材で集光機能を果たすプリズムシートの枚数を2枚から1枚に削減。また、バックライトユニットの輝度を約20%向上できる。すでにサンプル出荷中で、複数のユーザーへの正式採用が決定している。

 この新製品のリリースと小型カラーLCD用導光板のニーズ増大から、生産能力を倍増することにした。これらにより、04年度には導光板やバックライトユニットの売上高を120億円にする計画だ。


2003年7月28

 

東芝 米HoneywellからLCDドライバのライセンスを取得

 東芝は、米HoneywellからLCDのちらつきを抑える技術をはじめとするLCDドライバIC特許を取得した。

 具体的には、画面がちらつくスクリーン・フリッカを減らす技術、そして各画素の明るさを階調表現するグレー・スケール技術。今回のライセンス契約はこのドライバICを搭載したLCDモジュールにも有効で、東芝製ドライバICのユーザーはHoneywellから個別にライセンスを受けずに製品を製造・販売することが可能になる。


2003年7月25

 

日本メーカー5社が次世代PDP開発会社を設立

 NECプラズマディスプレイ、パイオニア、日立製作所、富士通、松下電器産業の5社は、次世代PDPの開発会社「且汾「代PDP開発センター(APDC)」を設立したことを発表した。資本金は5000万円で、5社がそれぞれ1000万円ずつを出資した。

 代表取締役にはパイオニアの山田宰氏が就任。活動期間は05年までの3年間。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から03年度課題設定方産業技術開発費助成事業「省エネ型次世代PDPプロジェクト」の助成金を交付された出資会社とともに、PDPの発光効率向上技術や省エネ生産プロセスなどを開発する。

 事業予算は年間約15億円で、NEDOからの助成金と5社からの資金で開発費を負担する。研究開発方式は集中研と分散研の2方式で、集中研は富士通・明石工場に設置する予定。富士通研究所フェローの篠田傳氏が研究統括を担当する。


 

三井化学 米STIからスパッタフィルムを独占購入

 三井化学は、米Southwall Technologies(STI)とPDP/LCD用スパッタリングフィルムの独占購入契約を締結した。

 STIは自動車ガラス、ディスプレイ、建築向け薄膜コーティング製品メーカーで、高品位なスパッタリングフィルムを出荷している。一方、三井化学はPDP光学フィルタ「フィルトップ」、LCD反射材料「シルバーリフレクター」などの表示材料事業をコア事業の一つとして強化中。今回の契約により、PDP光学フィルタ・LCD反射材料の原料としてSTIのスパッタフィルムを調達できるようになる。


2003年7月24

 

ヒューネット Samsung SDIがFS-LCDを製品化

 ヒューネットは、Samsung SDIと共同開発したフィールドシーケンシャル方式(FS)LCDが10月から製品化されると発表した。「Ultra Fine&high-Speed-Liquid Crystal Display(UFS-LCD)」という名称でSamsung SDIから発売される。

 製品化されるのは1.8型QCIF+(176×220画素)、1.9型QCIF+(176×220画素)、2型QCIF+(176×220画素)、2.32型QVGA+(324×352画素)の4機種。Samsung SDIはUFS-LCDを小型LCDの最上位モデルに位置づけており、韓国の大手メーカーの携帯電話機をはじめ4機種への搭載が決まっている。UFS-LCDの出荷台数は03年で50万台、04年で700万台、05年で1500万台に達する見通し。

 Samsung SDIが自社工場で生産。ヒューネットはライセンス契約に基づき所定のロイヤリティを得る。


2003年7月23

 

アテネ 複数の有機ELDメーカーでメタルマスクの量産採用が決定
第一工場の製造ラインを550×650o対応へスケールアップ

 アテネは、複数の有機ELDメーカーへフルカラーパネル用メタルマスクを量産出荷することを明らかにした。このため、第一工場(神奈川県藤沢市)にある製造ラインを増強。サイズも550×650o対応へスケールアップする。今秋より順次、本格供給を開始する。

 詳細はE Express 7月15日号


2003年7月18

 

大日本スクリーン 半導体製造装置/FPD製造装置サービス事業を再編

 大日本スクリーン製造は、半導体製造装置/FPD製造装置のサービス事業を再編する。本社のサービス部門を子会社に統合するとともに、子会社2社の社名および業務内容を変更するもので、8月1日付で新体制をスタートさせる。

 具体的には、東日本で半導体機器・FPD機器のサービスを行っているディ・エス・テック東京の社名を「慨EBACS(セバックス)」へ変更し、国内全域で半導体製造装置のサポートを専門に行う。一方、西日本で同様の事業を展開しているディ・エス・テック関西を「皆EBACS(フェバックス)」へ社名変更し、国内外で事業展開するFPD製造装置専門サービス会社として再編する。すなわち、地域別のサービス体制からカンパニーに直結した事業領域単位のビジネスへ移行する。

 新体制では、製品の搬入、組立、調整、修理などに加え、将来的にはメンテナンス契約や装置の機能アップ、他社製品のメンテナンスやモジュール販売、部品販売といった新規事業にも取り組む。また、これまで子会社ではユーザーの依頼を受けた大日本スクリーンから委託を受けてサービス活動を行ってきたが、今後は2社がそれぞれ営業部門を設けてユーザーと直接取引し、365日24時間体制でサービスを展開する。

 ちなみに、両社の社名は半導体機器の英語表記の略称SE(Semiconductor Equipment)、FPD機器の略称FE(=FPD Equipment)にB=Before(納入前)、A=After(納入後)、CS=Customer Support(顧客サポート)を加えて名づけたもの。


 

黒田電気 LCD用特殊版材製造のコムラテックを子会社化

 黒田電気は9月1日付でLCD用特殊版材製造メーカーのコムラテックの株式90%を取得し、子会社化すると発表した。

 コムラテックは昭和55年の設立以来、液状感光性樹脂を素材とした一般印刷用版材をはじめ、フレキソ・フィルム印刷用版材、特殊印刷用版材を製造。LCD用特殊用版材を中心に国内外の電機メーカーへ出荷中。

 黒田電気はコムラテックを子会社化することにより、@LCD関連ビジネスの商品ラインナップの強化、AFPD関連技術を駆使した商品開発力の強化、Bアジア圏におけるビジネスの拡大、を図る。


2003年7月17

 

Covion フォトリソでパターニング可能な高分子有機EL発光材料を開発
既存のSpiro構造材料に感光基をつけてUV感光化

 独Covion Organic Semiconductorsは、フォトリソでパターニング可能な高分子有機EL発光材料を開発した。同社独自のSpiro構造共役ポリマーに感光基をつけたもので、RGB発光材料をフォトリソで連続的にパターニングできる。発光効率や色純度も非感光性材料と同等だという。

 詳細はE Express 7月15日号


2003年7月16

 

ファインテック LCD向けは第7世代以降の搬送システムでWhat's NEWが
ODFやSOG向けインフラも相変わらず人気
富士電機のCCM方式有機ELDに驚愕の革新技術が

 7月2〜4日、東京ビッグサイトで開かれた「第13回フラットパネルディスプレイ製造技術展(ファインテック・ジャパン)」。SARSも一段落したせいか、昨年を上回る来場者を記録するなど活況だった。E Express 7月15日号では全12頁にわたってペーパー媒体最速の現地リポートを掲載している。

 詳細はE Express 7月15日号


2003年7月15

 

LG ElectronicsとThomson PDPの開発で提携

  LG Electronicsと仏Thomsonは、PDPの技術開発で包括的な戦略的提携を結んだ。契約期間は2年間で、開発した技術は両社の新製品の開発・品質改善に適用される。

 Thomsonは現在、ディスプレイ関連で100余りの特許を保有。とくに電磁波低減技術、パネル設計・回路技術分野で優れた技術力を保有している。


 

エプソン 海外携帯電話用カラーSNT-LCDドライバを開発

 セイコーエプソンは海外携帯電話向けとしてカラーSNT-LCD用ドライバIC「S1D15G17」を開発、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は1300円で、9月から量産する。

 高耐圧ウェハープロセスとして最先端の0.25μmデザインルールを採用するとともに、電源回路、フレームメモリー、セグメントドライバ、コモンドライバを1チップ化した。最大132x132ドットに対応可能で、6万5536色時の消費電力は500A。

 当面は月産30万個規模で量産。来年には月産200万個規模にまで増産する。


2003年7月14

 

TDK 年内に4096色カラー有機ELDの量産を開始

 TDKは、今秋から白色EL発光+カラーフィルタ(CF)方式の4096色カラー有機ELディスプレイパネルのサンプル出荷を開始する。カーオーディオをはじめとする車載機器向けで、年内にも量産出荷する予定。

 詳細はE Express 7月1日号


2003年7月10

 

東レ・ダウコーニング TFT用Si系パッシベーション材料を開発

 東レ・ダウコーニング・シリコーンはTFT用シリコン系パッシベーション材料を開発、近くサンプル出荷を開始する。プラズマCVD法で成膜したSiNx系パッシベーション膜に比べ誘電率が低く、TFTチャネルの断面形状に左右されずにフラットなパッシベーション膜が形成できるという。

 詳細はE Express 7月1日号


2003年7月9

 

東北パイオニア 256色表示のPMカラー有機ELDを出荷
ムーバF505iのサブディスプレイに

 東北パイオニアは、富士通製携帯電話「ムーバF505i」の背面サブディスプレイ用パッシブマトリクス駆動カラー有機ELディスプレイの供給を開始した。ムーバF505iはNTTドコモから11日に発売される。

 採用されたのは1.1型(96×72画素)で、実際の表示色である256色以上にみえるよう、回路設計を工夫した。  なお、3月末時点で同社の累計出荷枚数は700万枚を突破した。


 

アルバック 中国蘇州に真空機器工場を建設

 アルバックは8日、中国蘇州シンガポール工業園区に100%出資の新会社「アルバック蘇州(愛発科真空技術(蘇州)有限公司)」を設立した。資本金は670万ドル。

 新会社は7万m2の工場土地を確保、第1期として3795uの敷地に真空装置・関連部品の生産・加工工場を建設する。従業員は約26名を予定しており、04年5月から稼働を開始する。

 中国における中心拠点として育成する方針で、07年度で17.4億円の売上げを見込んでいる。


2003年7月7

 

トッキ 50型対応の大気開放型CVD装置を製作

 トッキは、50型基板対応の大気開放型CVD装置「SINANO T」を試作した。
 PDPをはじめとする大型FPD向けで、ワークを垂直にセットしサイドから有機金属錯体ガスを吹き付けて絶縁膜を形成する。ワークの加熱温度は最高700℃、ガス流量は最大50リットル/min。

 詳細はE Express 7月1日号


2003年7月4

 

NEC液晶テクノロジー 超広視野角8.4型TFT-LCDを発売

 NEC液晶テクノロジーは、ハイエンドモニター用8.4型XGA TFT-LCD「NL10276BC16-01」を開発、8月からサンプル出荷を開始する。

 新製品はUltra Advanced-Super Fine TFT(UA-SFT)技術を適用した初の製品で、上下左右170°の超広視野角(コントラスト比10:1以上)、UA-SFT技術によりNTSC比72%という広い色再現性を実現。輝度は350cd/m2、コントラストは500:1、応答速度は25msecとなっている。  サンプル価格は7万円で、10月から本格量産する予定。


2003年7月3

 

チッソ LCDドライバ実装技術を韓国メーカーに供与

 チッソは、子会社であるサン・エレクトロニクスを通じて、韓国Ccube Digitalに対しLCDドライバ実装技術であるTCP(Tape Carrier Package)製造技術を供与した。また、同社に資本参加し、今後、TCP実装技術以外でも幅広い協力関係を構築する方針。

 サン・エレクトロニクスはドライバ組立専業メーカーで、昨年8月末にLCDドライバ後工程一貫生産体制(バンプ形成〜組立〜テスト)を構築。従来よりも大幅に短納期で出荷できる体制を築いた。今回、Ccubeで生産体制を整えることにより、後工程一貫体制を国内(水俣市)だけでなく、韓国にも構築することになり、日本、韓国、台湾で供給体制が確立する。

 チッソはTCP製造技術以外にも、狭ピッチ対応のCOF(Chip On Film)製造技術や鉛フリー半田バンプ形成技術も有しており、今後、これらの技術の供与、業務提携、共同開発を推進するため、Ccubeに資本参加することにした。


2003年7月2

 

E Express編集部が独断と偏見でセレクトした 過去1年間のFPD関連ベストプロダクトトップ5

 7月2日、東京ビッグサイトでFPD装置・部材のビッグイベント「第13回フラットパネルディスプレイ製造技術展(通称ファインテック・ジャパン)」が開幕。エキジビションに先立ち、E Express編集部では独断と偏見で過去1年間に発表されたFPD関連プロダクトのベスト5をセレクト。FPDモジュール、製造装置、部品・材料の3部門にカテゴライズし、おもに話題性や新規性に重点を当ててランキングづけした。

 詳細はE Express 7月1日号


 

Motorola FED用CNT製造技術を開発

 米Motorolaは、画期的なFED用カーボンナノチューブ製造技術を開発したと発表した。NED(ナノ・エミッシブ・ディスプレイ)と名づけたこのテクノロジーは、PDPやLCDよりもハイクオリティなFEDをローコストで製造できるという。

 開発したのは、CNTを低温で形成するプロセス技術で、CNTの長さや直径が制御できるだけでなく、所定の位置に選択的にCNTを成長させることができる。この結果、FEDの電子放出、輝度、色純度、解像度を最適化できる。この結果、厚さ1インチmの50型壁掛けテレビがローコストで製造可能だという。また、屋外広告塔やスポーツイベントなどに用いられている電光板などにも利用可能。

 NED技術をライセンス供与する方針で、すでに欧州、日本、韓国の電機メーカーと協議中だという。


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