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2003年12月26

 

DotsTech 亀尾にFPDモジュール組立工場を建設

 小型FPDモジュールのアッセンブリ専業メーカー、DotsTech(韓国)は亀尾(Gumi)FPDモジュール工場を新設する。04年2月に完成する予定で、この結果、生産キャパシティが倍増。今後、中国や韓国といった主戦市場だけでなく、日本市場開拓も本格化する考えだ。

 詳細はE Express 12月15日号


2003年12月24

 

エア・ウォーター 大気圧プラズマ装置をリリース

 エア・ウォーターは、FPD基板用大気圧プラズマ処理装置をリリースした。Ar/Heの混合ガスを用いて常圧でプラズマを発生させてFPD基板を洗浄・表面改質する仕組みで、搬送ライン上の搬送ローラーをはさんだ格好でユニットを設置する。プラズマをダイレクトでワークに照射するためハイスループットが魅力で、搬送速度は1〜10m/minに対応できる。

 詳細はE Express 12月15日号


2003年12月19

 

東北パイオニア 燐光材料を使用したカラーPM有機ELDの供給を開始

 東北パイオニアは、富士通製携帯電話「ムーバF505iGPS」のサブディスプレイ用として燐光発光材料を用いたパッシブマトリクス型有機ELディスプレイの供給を開始した。

 供給するパネルは1.1型(96×72画素)で、表示色を従来の256色から4096色へ増やした。赤色の燐光材料を使用して赤色色再現性を高めた。燐光材料を用いたパネルは世界で初めて。  なお、同社では04年度中にアクティブパネルの量産を開始する予定。


 

Samsung SDI 天安に第3PDPラインを導入

 Samsung SDIは、5830億ウォンを投じて天安(Chonan)に第3PDP生産ラインを導入することを決めた。月産能力は42型換算で12万枚で、04年10月に完成する予定。

 同社は03年12月に月産6万5000枚の第2ラインを稼動させたばかり。第3ラインが稼動する04年第4四半期にはトータルで月産25万枚体制になる。


2003年12月18

 

iFire Technology 34型フルカラー無機ELDを開発

 iFire Technology(カナダ)は、34型フルカラー無機ELディスプレイを開発した。HDTV対応(1280×768画素)で、共同開発提携先である大日本印刷の柏工場が前工程を担当。その後、トロントにあるiFire工場で後工程と電子回路実装を行った。

 当初計画では03年末にモノクロパネルを開発する予定だったが、単一蛍光体発光層によるColor by Blue方式をはじめとする技術進歩によってロードマップよりも早くカラーパネルを開発することに成功した。それも34型対応製造設備のインストールを開始してから2か月で完成させた。

 ちなみに、iFireは同社の無機ELD製造工程とTFF-LCDおよびPDPを第6世代ラインで比較する独自調査を実施。依頼先はアジアで第6世代LCD製造ラインの設計を専門とするエンジニアリング会社で、調査によると成熟した製造環境ではiFireの無機ELDが35型前後のTFT-LCDテレビに比べ資本・モジュールコスト面で50%程度のコスト優位性が確保できるという。


2003年12月17

 

国際基盤材料研究所 ZnO系蛍光体と垂直配向MWCNTを開発
低電圧・高輝度・高効率FEDの実用化をアシスト

 国際基盤材料研究所(ICMR)は、FED向けとして二つのニューテクノロジーを開発した。ひとつはコンベンショナルなZnS系に代わるZnO系蛍光体で、コンビナトリアル堆積法によって最適組成を発見。色純度の高い蛍光発光が得られることを実証した。もうひとつはマルチウォールカーボンナノチューブ(MWCNT)エミッタで、RFプラズマCVD法によって垂直配向できるのが特徴だ。

 詳細はE Express 12月1日号


2003年12月15

 

東京応化 高分子有機ELDのバンク用ネガ型レジストを開発

 東京応化工業は、高分子有機ELディスプレイのバンク(リブ)形成用ネガ型フォトレジスト「TELR-N Trial 5/Trial 12」を開発した。すでに量産採用されている低分子有機ELDの絶縁膜・カソードセパレータ用フォトレジストをベースにしたもので、耐熱性、耐溶剤性、アウトガス性といった要求特性はもちろんクリア。高分子有機ELDのバンクに求められる形状バリエーションについては、ポリマー材料をインクジェットプリンティングするケースに加え、スピンコート向けもラインアップした。

 詳細はE Express 12月1日号


2003年12月12

 

豊島製作所 有機ELDの吸湿材料としてSrO2ターゲットを開発
トップエミッションではTiO2などと積層すればAR機能も

 豊島製作所は、有機ELディスプレイ用薄膜吸湿材としてSrO2ターゲットを開発した。昨年開発したSrO2ペレットに次ぐもので、大型ワークでも良好な膜厚均一性が確保しやすい。トップエミッションパネルではTiO2などと交互に積層すればAR(Anti Reflection)機能をもたせる可能性もある。

 詳細はE Express 12月1日号


 

東芝 LCDの視野角が制御できるフィルタを開発

 東芝は、LCD画面の視野角を自由にコントロールできるプレート状の特殊フィルタを開発した。ノートPCや携帯電話の画面に貼り付ければ、正面方向以外は網目状の模様などを表示させることにより視野角を狭めることができる。もちろん模様の解除も自由にできるため、モバイル機器のほか、ATMや電子投票端末などの需要を見込んでいる。

 液晶は原理上、素子の配置の仕方などに応じて特定方向が暗くなる性質があるが、今回の特殊フィルタはこの性質を利用し方向の異なる素子を互い違いに並べた構造を作り、左右どちらから見ても半数程度の素子が暗く見えるようする。素子の配列を組み替えてフィルタを作製すれば、表示される模様を自由に変更することができる。

 この結果、携帯電話で画像を見せ合ったり、電子投票端末を車椅子で操作するような状況でも視野角を広げたい時には切替えが簡単にできる。また、単なる模様ではなく、ロゴやキャラクターを表示させるフィルタも作製可能で、ATMでは未使用時に広告を表示させるなどさまざまな使い方が考えられる。

 東芝エンジニアリングが04年度下期から販売する予定。


2003年12月11

 

高分子有機EL発光層にスクリーン印刷が適用できるか?
マスク厚を薄くするため微細メタルマスクなどを開発する必要が

 高分子有機ELディスプレイのRGB発光層形成プロセスの開発が難航している。最有力候補のインクジェットプリンティング法に問題が山積しているためで、ここにきて各種印刷法が浮上。なかでもスクリーン印刷法はすでに量産採用実績のあるPDPの蛍光体層パターニング技術が流用できるだけに“ポストIJ法”という声も。ただし、高分子有機EL発光層形成法としてスクリーン印刷法が適用できるかという議論は表面的にはほとんどない。E Express 12月1日号ではその可能性を探ってみた。

 詳細はE Express 12月1日号


 

ルネサステクノロジ LCD-TV用1024階調データドライバを開発

 ルネサステクノロジは、1024階調10億7000万色対応のLCD-TV向けTFT-LCDデータドライバIC「HD66371/HD66372」を開発した。前者は420出力、後者は480出力で、04年2月よりサンプル出荷する。

 一般的に、液晶駆動電圧を発生する回路であるD/Aコンバータは階調数が増加するにつれてチップ面積が増大するが、今回の2モデルは回路面積の増加を抑制した10ビットD/Aコンバータにより256階調ドライバとほぼ同等のチップサイズを実現した。この10ビットD/Aコンバータは、外部から加えるガンマ基準電圧の入力方法を時分割で行うことにより、RGBそれぞれ独立したガンマ設定にすることが可能。このため、デジタルデータ処理では表現できないアナログ的なガンマ調整によって微妙な色調整が可能となる。もちろん、従来困難だったRGBガンマ特性のバラつきも補正できる。

 液晶駆動電圧は10〜16.5Vで、各種広視野角モードに対応。また、液晶駆動出力にパネル負荷への充放電電流を低減できるイコライズ回路を採用し、低消費電力化した。なお、パッケージはTCPとCOFに対応している。


2003年12月10

 

住友化学 新組成のPDP用青色蛍光体を開発

 住友化学工業は、新組成のPDP用青色蛍光体を開発した。ケイ酸塩系材料で、愛媛工場(愛媛県新居浜市)に量産設備を導入し販売を開始した。

 具体的な特性は明らかにしていないが、輝度、寿命ともコンベンショナルなBAM以上だという。今後、緑色、赤色材料の開発にも取り組む。


 

Micronic Laser Systems TFTマスク用レーザー描画装置を受注

 Micronic Laser Systems(スウェーデン)は、アジアメーカーからTFT-LCDフォトマスク用レーザー描画装置「LRS11000」を受注した。来年第2四半期に出荷する予定。


2003年12月9

 

日立金属 ユニークな有機ELD用複合蒸着材を提案
アルカリレイヤーとカソードの組成傾斜膜が1回で蒸着可能

 有機ELディスプレイのカソード蒸着材料としてユニークなマテリアルが登場してきた。日立金属の複合蒸着材で、Alなどのベースパイプ内にMnやLiといった低仕事関数材料を充填することにより厚み方向で組成が連続的に変化する組成傾斜膜が成膜できる。つまり、有機EL層と接する面はMnやLiといった低仕事関数材料、カソードはAlやAgと厚さ方向で機能を分離することが可能。このため、アルカリバッファ層またはアルカリドーピング層とカソードを1回の蒸着工程で成膜することができる。

 詳細はE Express 12月1日号


2003年12月8

 

双葉電子 画期的な有機EL用捕水材をリリース
膜厚10μm以下で塗布して乾燥すれば吸湿性を発現

 有機ELディスプレイのライフを改善する画期的な捕水材が登場してきた。双葉電子工業が開発した「OleDry」で、膜厚10μm以下で塗布して乾燥するだけで吸湿性が発現。コンベンショナルなCaOパウダーと同等以上の吸湿速度・キャパシティを誇る。このため、キャッププレートには掘り込みガラス以外にもフラットガラスが使用可能で、透明なためトップエミッションパネルにも適用できる。

 詳細はE Express 12月15日号


2003年12月5

 

エスピーソリューション 画期的なPDPバス電極形成法を考案
40μmのファインラインが形成可能なほか、高価なAgの使用量も削減

 エスピーソリューションは、画期的なPDPバス電極形成法を考案した。まず、ポジ型感光性黒色材料をベタ印刷した後、Agペーストをパターン印刷し、これをマスキングにしてUV露光・現像し、最後に同時焼成する仕組み。下地である黒色層によってAgペースト印刷時の解像性が大幅に向上するため、60型以上の超大型マザーガラス基板でも40μmというファインパターンが形成できる。また、2レイヤー構成により高価なAgの使用量が大幅に削減できるなどコストアドバンテージも高い。

 詳細はE Express 12月1日号


2003年12月4

 

富士フイルム FPD材料の独立事業部と研究所を新設

 富士写真フイルムは、フラットパネルディスプレイ材料事業部(FPD材料事業部)とFPD材料研究所を新設した。FPD材料事業部長には佐々木登氏(前産業材料部長)、FPD材料研究所長には御林慶司氏(前足柄研究所研究部長)が就任した。

 FPD材料研究所は、足柄工場(神奈川県南足柄市)内に新たに35億円を投じて完成した新研究棟に研究者と研究設備を集約して発足。ここ数年、FPD材料事業に売上高比10%強の研究開発費を投じてきたが、今後も同程度の研究開発費を投じる考え。

 同社は偏光フィルム材料「フジタック」、視野角向上フィルム「WVフィルム」、反射低減フィルム「CVフィルム」、カラーフィルタ材料フィルム「トランサー」という4つの柱に加え、LCDテレビ向けのオリジナル製品を開発・発売し、08年度にはFPD材料事業で2000億円強の売上高を目指している。ちなみに、03年度のFPD材料売上高は670億円の見込み。


2003年12月3

 

オプトニクス精密 驚異の超低熱膨張メタルマスクを開発
ガラスよりも熱膨張率が低く、有機EL蒸着時の寸法変動を最小に

 オプトニクス精密は、石英基板に近い低熱膨張係数の有機EL蒸着用メタルマスクを開発した。熱膨張係数は1.0×10-6/℃と驚異的で、蒸着スルーパターニング時にも寸法変動がほとんどない。エレクトロフォーミング法で作製するため、寸法精度や表面平滑性も従来通りハイスペックをマークしている。

 詳細はE Express 12月1日号


 

三星ダイヤモンド 韓国に現地法人を設立

 三星ダイヤモンド工業と起明交易(韓国)は、11月12日に韓国・仁川広域市にLCD分断&面取り装置製造・メンテナンス会社「韓国三星DIAMOND工業(英文社名:Mitsuboshi Diamond industrial Korea)」を設立したと発表した。

 資本金は7億ウォンで、代表理事には三星ダイヤモンドの三宅泰明代表取締役が就任。04年2月から創業を開始する。


2003年12月2

 

ブイテク 韓国メーカーからCF用リペア装置を大口受注

 ブイ・テクノロジーは、韓国のTFT-LCDメーカーから第6世代カラーフィルタ(CF)用リペア装置を大口受注したと発表した。受注金額は約20億円で、年度内に納入する。


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