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2003年5月30

 

シャープ 三重第3工場でシステム液晶の生産を開始

 シャープは、三重第3工場でCGシリコンTFT-LCD「システム液晶」の生産を開始した。

 三重第3工場は当初、10月の稼働を予定していたが、携帯電話、PDA、ミニノートPCといったモバイル機器向けニーズが急増しているため、当初計画より4か月前倒しして稼働させた。月産能力は2型パネル換算で400万枚で、730×920mmマザーガラスを採用している。


2003年5月29

 

住友商事 高分子有機ELDプロセスにレーザー転写法を提案
Creoのフラットベッド式レーザー転写装置を販売

 住友商事は、高分子有機ELディスプレイのバンク・RGB発光層パターニング法としてレーザー熱転写方式を提案する。Creo(カナダ)のレーザー転写装置を販売するもので、シート状に加工された転写材料にレーザーを照射して有機EL基板上へ転写する仕組み。ファーストターゲットは発光層を仕切るバンクで、インクジェットプリンティング法の完成度次第ではRGB発光工程への適用も模索している。

 詳細はE Express 5月15日号


2003年5月28

 

Samsung Electronics 次期TFT-LCDラインは1870×2200mm

 Samsung Electronicsは、次期a-Si TFT-LCD生産ラインの対応マザーガラスサイズを1870×2200mmに決めた。忠清南道・湯井(タンジョン)の約60万坪に新工場を建設し、モニター用19型/21型、テレビ用32型/40型パネルを生産する予定。

 1870×2200mmマザーガラスからは32型が12面取り、40型が8面取りできるため、シャープの1500×1800o対応ラインよりもコスト競争力が高いと判断した。また、導入時期も05年上期に前倒しする。

 新工場が建設される湯井は、天安(チョナン)に近接するほか、同じ団地内にSamsung Corning PresisionのTFT-LCD用ガラス基板工場が稼働中。また、隣接する平澤(ピョンテク)には住友化学工業系列のカラーフィルタ工場が位置するなどTFT-LCD関連部品メーカーが散在しておりう、天安を中心に「LCD Belt」を形成する考えだ。


 

新日鐵化学 2層CCLの生産能力を増強

 新日鐵化学は、フレキシブルプリント基板用無接着剤銅張積層板(2層CCL)「エスパネックス」の生産能力を増強する。現在、04年2月稼働予定で木更津製造所(千葉県木更津市)の生産能力を年産400万m2に増強中だが、さらに約20億円を投じて年産550万m2へ増強する。稼働は04年4月の予定。

 エスパネックスは主力用途である携帯電話以外にもLCD、PDP、有機ELDといったFPD、またデジタルカメラやDVDなどにニーズが拡大しているため、年産700〜800万uへの増強も検討している。


2003年5月27

 

富士ゼロックス 紙とディスプレイの双方から電子ペーパーにアプローチ

 富士ゼロックスは、ポストペーパーというアングルからコレステリック液晶を用いた光書き込み型電子ペーパー、ディスプレイというアングルからスタンドアローンのトナーディスプレイ型電子ペーパーを提案。早ければ来年にもファーストモデルをリリースする考えを明らかにした。

 詳細はE Express 5月15日号お申し込みはこちら


2003年5月23

 

NEC 電源回路内蔵のシステムオングラスLCDを開発

 NECは、電源回路をガラス基板上に集積した次世代携帯電話用システム・オン・グラス(SOG:System On Glass)LCDを開発した。

 開発したのは2.1型(176×234画素)で、表示部へデータ信号を供給する6ビットデジタル・アナログ変換回路(DAC)の電力変化に対し、一定の駆動電圧を出力できるTFT電源回路を開発することで実現した。また、ゲートドライバ、データドライバ、共通電極ドライバといった周辺駆動回路に必要な複数の電源をガラス基板上に集積し、3V入力のTFT電源回路から電源が供給するようにした。

 この結果、LCDガラス基板に3Vの電源を供給するだけで26万色(6ビット)表示を実現。このため、携帯電話とディスプレイのインターフェースをシンプル化することができる。また、外付の電源ICが不要になるため、LCDモジュールの小型実装化・低コスト化が可能となる。


 

東急など4社 PDPを使用した交通広告媒体の運用実験を開始

 東京急行電鉄、東急エージェンシー、松下電器産業、ピーディーシーの4社は5月26日から田園都市線渋谷駅構内でPDPを使用した新しい広告媒体の運用実験を開始する。改札付近に50型PDP9台を設置するもので、150インチの超大型表示や9面マルチ表示など多彩な演出で動画配信を行う。

 実験期間は約9か月で、実際にクライアントを募集してCFなどの動画を配信し、広告媒体としての認知度や効果を検証。また、ニュースや天気予報といった情報も配信する。

 東急が総合管理、東急エージェンシーが統括代理店としてクライアント募集や媒体運営、松下電器産業が機器の設置、ピーディーシーが高速インターネット回線を使った配信業務を担当する。


2003年5月22

 

大日本印刷 CDTからポリマー有機ELのライセンスを取得

 大日本印刷は、英国Cambridge Display Technology(CDT)からポリマー有機ELディスプレイの特許ライセンスを取得した。04年度からポスターやPOPなどのグラフィックアーツ向けフレキシブル有機ELDを生産する考えで、初年度は6億円の売上げを見込んでいる。


 

iFire Technology Color-by-Blue方式の17型無機ELDを開発

 iFire Technology(カナダ)は、新開発したカラー化法“Color-by-Blue”による17型無機ELディスプレイを開発した。
 ピーク輝度は600cd/m2、コントラストは500:1、色温度は10,000K(CIE:x=0.27 y=0.29)で、色再現性はEBU118%、NTSC85%に達する。  Color-by-Blue方式は、青色無機蛍光体によって発光させた青色発光を前面基板上の色変換フィルタでRGBに色変換する方式で、生産コストを約15%削減することができるという。


 

旭化成 韓国にアクリル樹脂導光板合弁会社を設立

 旭化成はRAYGEN、サムスン物産と韓国にアクリル樹脂導光板の合弁会社を設立することで合意した。

 これまで旭化成はLCDバックライト用アクリル樹脂導光板「デラグラスR」を日本で製造し韓国へ輸出してきたが、韓国での需要拡大にともない現地生産化することにしたもの。そのため、韓国のLCDバックライトユニットメーカーであるRAYGEN、韓国最大の総合商社であるサムスン物産と合弁会社を京畿道平澤市に設立することにした。

 合弁会社は「韓国デラグラス(DELAGLAS KOREA CORPORATION)」で、資本金は50億ウォン。旭化成が60%、RAYGENが30%、サムスン物産が10%を出資する。旭化成とRAYGENから1名ずつを指名し共同代表制をとる。約100億円を投じて工場を建設する。押出板の年産能力は6000トン/年で、10月に稼働する予定。


2003年5月21

 

NEC液晶テクノロジー 産業機器用12.1型TFT-LCDを開発

 NEC液晶テクノロジーは高精細・高輝度の産業機器用12.1型XGA TFT-LCD「NL10276BC24-13」を開発、7月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は5万円で、8月から月産5000枚規模で量産する。

 輝度は350cd/m2、視野角は左右140°/上下100°で、1677万色のフルカラーが表示できる。動作温度範囲を-10〜+70℃へ広げるとともに、既存の12.1型SVGAパネル「NL8060BC31-17」と取り付け穴位置や取り付け穴と画面中心の相対位置関係といった互換性を確保した。


2003年5月20

 

日本精機とオプトレックス 有機ELD合弁会社を設立

 日本精機とオプトレックスは、有機ELディスプレイの合弁生産会社「アデオン」を設立することで合意した。資本金は1億円で、折半出資で7月に設立する予定。

 新会社は本社をオプトレックス、工場を日本精機に置く。有機ELDを生産し、おもに両親会社へ販売する。

 新会社は、既存の日本精機の生産ラインに追加投資を行い本格量産ラインとして立ち上げる。投資額は初年度で約10億円で、年内に月産60万枚以上の量産体制を整える。

 当面は車載機器や家電・産業機器をターゲットにしており、日本精機は車載用計器や民生用機器といった有機ELD搭載システム商品を販売。オプトレックスはLCD事業と同様、モジュールを販売する。


 

TDK 4096色表示の低分子有機ELDを量産

 TDKは4096色表示のパッシブマトリクス型有機ELディスプレイを開発、今年末より量産を開始する。有機EL発光層で白色光を発生させ前面基板上に設けたカラーフィルタ(CF)でカラー化したもので、カーオーディオやカーナビゲーションといった車載機器をはじめ、PDA、ゲーム機器、計測機器など幅広い用途を見込んでいる。

 同社は3月からRGBそれぞれ4階調の64色マルチカラーパネルをカーオーディオ向けとしてサンプル出荷中。  今回開発したのは16階調の4096色マルチカラーパネルで、表示エリアは79×20o、画素数は256×RGB×64ドット。輝度は100cd/m2で、高輝度・長寿命の白色発光有機EL素子やCFを最適化するとともに、専用ドライバICを用いて色再現力・映像表現力を大幅に向上させた。動作温度範囲は−20〜+85℃で、寿命は1万時間以上。


2003年5月19

 

日立製作所 発光期間制御で有機ELDの階調表現性・ピーク輝度を向上
点灯期間中に黒画像を挿入し動画も残像レスで表示

 日立製作所は、4月の「EDEX 2003」で公開した低分子有機ELディスプレイの要素技術を公表した。発光期間によって階調を表現する発光期間制御回路技術を導入したのが最大の特徴で、局所部分のピーク輝度は従来方式の3倍に向上することができる。また、点灯期間中にブラック画像を挿入し、動画もスムーズに表示できるようにした。
 100%子会社の日立ディスプレイズが来春にも製品化する予定で、サイズは2〜6型を計画している。


 

ハリソン東芝ライティング 韓国にCCFLの新工場を建設

 ハリソン東芝ライティングは、韓国にLCDバックライト用冷陰極管(CCFL)の新工場を建設する。100%出資子会社の現地法人「ハリソンエンジニアリングコリア」の新工場を忠清北道の梧倉産業団地に建設し、現地法人の本社を移転する。

 工場の敷地面積は約2万3000m2で、鉄筋2階建をはじめ延床面積1万3000m2の工場を建設する。投資額は03〜05年度までで約5000万ドルで、6月に第一期工事に着工し、来年4月に立ち上げる予定。月産能力は100万本で、月産300万本まで順次生産能力を増強する。


 

アルバック 大型FPD用製造装置の生産体制を強化

 アルバックは、年末までに大型FPD製造装置の生産体制を強化する。生産子会社のアルバック九州、アルバック東北に大型量産装置専用クリーンルームを建設・増強する。

 九州では、アルバック九州鹿児島事業所(鹿児島県姶良郡横川町)に約3000m2のクリーンルームを増築。装置の生産能力を増強するとともに、熊本や大分などに分散していた工場を同事業所に集約する。

 東北では、アルバック東北(青森県八戸市)に約4200m2のクリーンルームを新設する。また、部品加工拠点として6500uの部品工場を建設。大型マシンニングセンターを7台設置し、グループ以外からの受託加工も行う。

 年内にこれらの工場を立ち上げる計画で、第6世代以降のFPD用スパッタ装置を年間60〜80台生産できる体制を構築する。


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