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2006年2月27

 

シャープ 亀山第1工場のTFT-LCD生産ラインを増強

 シャープは、150億円を投じて亀山第1工場(三重県亀山市)のTFT-LCD生産ラインを増強する。マザーガラスの投入能力を5万1000枚/月から1.2倍に当たる6万枚/月にアップする。増強は3月に完了する予定。


 

日本板硝子 英Pilkingtonの買収手続きを開始

 日本板硝子は、英国の大手ガラスメーカー「Pilkington plc」の買収手続きを開始した。全株式を現金で取得し、6月下旬に完全子会社化する予定。

 買収総額は約18億ポンド(約3585億円)。買収後、グループの売上高は7600億円に達する予定で、板ガラスで世界屈指のメーカーとなる。Pilkingtonの経営陣は買収成立後も、引き続き経営に参画する。


2006年2月24

 

松下電工 ディスプレイ用反射防止フィルム市場へ参入

 松下電工は、ディスプレイ用反射防止フィルム市場へ参入する。反射率を0.5%に抑制した「ファインティアラ」を開発。薄型テレビ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、パソコン、携帯電話などの反射防止・汚れ防止フィルムとして7月から少量生産する。

 ファインティアラはPETフィルム上にハードコート層、反射防止層、保護フィルム、背面に粘着層を介して剥離フィルムを設けたもの。反射層は独自の反射防止材料を0.1μm厚でウェットコーティングした。反射防止層における光屈折率が低いため、視感平均反射率を0.5%と業界最小レベルに抑制した。全光線透過率は92%で、ヘイズ(濁り)も0.5%に抑制した。

 反射防止材料は屈折率が低いのにに加え、硬度も高く、反射防止層とハードコート層の密着性を改善し耐摩耗性も高めた。実際、#0000のスチールウールを250g/cm2で10往復擦っても傷がつかなかた。さらに、独自の撥油材料により汚れがつきにくく、仮に汚れても容易に拭き取ることができる。

 7月からの少量生産に続き、9月からは郡山松下電工(福島県郡山市)で本格量産を開始する予定。年産能力は360万m2、投資額は約8億円。08年度にこの光学フィルムで60億円の売上げを目指す。


2006年2月23

 

NEC液晶テクノロジー 動画表示性能の高いTFT-LCDを発売

 NEC液晶テクノロジーは、ポータブル動画再生用途に適したTFT-LCD3モデルの販売を開始した。ポータブルマルチメディアプレーヤー専用機や携帯情報端末向けで、携帯端末向けとしては最高水準の23msecという高速応答を実現した。いずれもQVGA対応で、動画再生用途に適したランドスケープ(横型)表示を採用した。

 発売したのは3.5型「NL2432HC22-37B」、2.7型「NL2432HC17-02A/NL2432HC17-02B」。サンプル価格はそれぞれ1万円、7000円、8500円。

 NL2432HC22-37Bは消費電力を320mWに低減しながら、携帯端末向けとしては最高水準の350cd/m2という高輝度を実現。また、応答速度を23msecに高速化した。タッチパネルを標準装備している。  NL2432HC17-02Aは消費電力200mW、輝度200cd/m2を実現するとともに、コントラストを400:1に高めた。一方のNL2432HC17-02Bは輝度180cd/m2で、タッチパネルを標準装備した。

 なお、NL2432HC17-02Aは2月14日にNECとNECパーソナルプロダクツが発表したモバイルマルチメディアプレーヤ「VoToL」にも搭載されている。


2006年2月22

 

松下電工 銅張積層板などの価格を再値上げ

 松下電工は、銅張積層板やプリプレグなどを値上げすると発表した。

 3月16日出荷分から銅張積層板を15%、多層プリント配線板用プリプレグ(接着絶縁シート)を10%、内層回路入り多層銅張板(シールド板)を10%値上げする。同社は昨年9月にこれらを値上げしたが、銅箔やエポキシ樹脂などの原材料の高騰によって再値上げに踏み切ることにした。


2006年2月20

 

ローム、パイオニア、三菱化学 8×8ドットの有機発光トランジスタを開発

  ローム、パイオニア、三菱化学は、8×8ドットマトリクスの有機発光トランジスタを開発したと発表した。3社のほか、京都大学、NTT、日立製作所でつくる「包括的産学融合アライアンス」における開発成果で、有機半導体材料には千歳科学技術大学の安達千波矢教授(兼九州大学教授)が開発したTPPy(テトラフェニルピレン)を用いた。

 有機トランジスタ発光を安定化・高効率化するため、ゲート絶縁膜を表面改質し、TPPy有機半導体層の配向を制御。また、凹凸の少ない高反射率ゲート電極を採用し、有機半導体層の下に配置することにより光取り出し効率を高めた。

 一方、スイッチングトランジスタには移動度の高いペンタセン有機半導体を使用。この結果、アクティブマトリクス駆動を実現した。試作したのは黄緑色モノカラーパネルで、発光最大発光輝度は約1000cd/m2で、外部量子効率は約0.8%。

 トランジスタと発光素子を同一デバイスで構成するため、コンベンショナルな有機ELディスプレイに比べ部品点数を大幅に減らすことができる。アライアンスでは今後、さらなる高効率化と早期実用化を推進する。


 

産総研 高輝度発光のナノ粒子分散ガラス蛍光体を開発
カドミウムフリー化・高濃度薄膜化し照明やディスプレイに

 産業技術総合研究所は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のナノガラス技術プロジェクトの成果としてカドミウムフリーの半導体ナノ蛍光体を作製することに成功した。ガラス中にナノ蛍光体を分散させることによって安定な蛍光を実現。ピーク波長450〜460nmの青色領域で約30%と高い発光効率を示した。


2006年2月16

 

LG.Philips LCDとKodak アクティブ有機ELDで相互技術評価契約を締結

 LG.Philips LCDとEastman Kodakは、アクティブ有機ELディスプレイで戦略提携した。両社が保有する有機ELD技術を相互に技術評価する内容で、今後、パネルの共同開発・供給を含め幅広い提携を模索する。


 

松下電器 高輝度・高精細の大型LED表示装置の受注を開始

 松下電器産業は、高輝度・高精細タイプの「アストロビジョン/AZ-LE080Fシリーズ」の受注を開始した。年間10システムの販売を見込んでいる。

 発光体にはSMD型(表面実装型)3in1LEDを採用し、混色性が高くナチュラルカラー表示を実現した。画素ピッチは従来の1/2に当たる8o。視認角も左右140度、上下75度と広く、輝度も従来比200%増の3500cd/m2を確保した。このため、外光が入射する半屋外でもクリアな表示が可能となっている。

 第1号として縦2.88m×横4.8m(13.8m2)モデルを新千歳空港ターミナルビルセンタープラザへ納入。今後も空港をはじめとする公共施設や商業施設などへ採用を働きかけていく。


 

大日本印刷 バリア性の高い透明蒸着フィルムを開発

 大日本印刷は、アルミ箔に匹敵する高いガスバリア性を有する透明蒸着フィルム「IB-PET-PXB」を開発した。

 既存の食品用透明蒸着フィルムに比べ5倍の水蒸気バリア性と3倍の酸素バリア性を実現。透明ながらアルミ箔に匹敵するバリア性が得られる。4月から医療・医薬、電子部材、産業部材、食品分野向けとして販売。電子部材関連ではパッケージ用途の需要を見込んでいる。


2006年2月15

 

船井電機 CMOと液晶テレビ用パネルで戦略提携

 船井電機グループは、Chi-Mei Optoelectronics(CMO)とテレビ用TFT-LCDで戦略提携した。

 船井電機グループはCMOからパネルを調達するとともに、CMOに対し4億USドルを融資する。


 

産総研 SWNT中の半導体成分を除去しメタル成分を80%に濃縮

 産業技術総合研究所(産総研)は、過酸化水素を用いて単層カーボンナノチューブ(SWNT)中の半導体性SWNTを短時間で除去し、金属性SWCNTを80%まで濃縮することに成功した。導電性フィラー、とくにFPDや太陽電池などの透明電極への応用が見込まれる。


2006年2月13

 

セイコーエプソン デジタルシネマ用1.6型高温Poly-Si TFT-LCDを発売

 セイコーエプソンはデジタルシネマ用フロントプロジェクター用1.6型高温Poly-Si TFT-LCD(HTPS)を開発、サンプル出荷を開始した。

 従来のD4シリーズである1080p対応1.6型HTPSをベースに同一画面サイズでDCI規格対応の2Kx1K(2048×1080画素)という高解像度を実現した。画素ピッチは18μm、開口率は60%。


 

三井化学と出光興産 有機EL材料ビジネスで協業

 三井化学と出光興産は、有機EL材料の研究開発・製造で協業すると発表した。

 新規の有機EL材料は両社それぞれで開発するが、三井・出光の分子設計・合成技術と出光の材料組み合わせ技術・実用評価技術を融合し、開発のスピードアップと効率化を図る。製造体制については両社が保有・整備する製造設備を相互利用する。さらに、協業によって得られた新規有機EL材料は出光が販売する。


2006年2月10

 

1月もLCD/PDPテレビの販売は好調をキープ
LCDテレビではソニーが38型以上でトップを奪取

 全国のパソコン専門店・家電販売店18社(計2205店舗)のデータをまとめたBCNランキングによると、1月の薄型テレビ販売はTFT-LCD、PDPとも依然として好調で、PDPテレビでは松下電器産業が全サイズで圧倒的なシェアをキープ。TFT-LCDテレビは37型以下ではシャープ、38型以上ではソニーがトップシェアを死守している。


 

NICT デンドリマーの製造時間を1/10に短縮

  情報通信研究機構(NICT)と伯東は、高分子材料として知られるデンドリマーの製造時間を従来の1/10に短縮することに成功した。NICTは製造技術特許を伯東へ供与し、伯東がデンドリマー製品を製品化する予定。


2006年2月9

 

エプソン 3LCD方式プロジェクション用高温Poly-Si TFT-LCDの累積出荷が3000万枚突破

 セイコーエプソンは、3LCD方式プロジェクション用高温Poly-Si TFT-LCD(HTPS)の累積出荷枚数が3000万枚を突破したと発表した。04年7月に2000万枚を達成して以来、1年半足らずで1000万枚を出荷した。


2006年2月7

 

出光興産 静岡県御前崎市に有機EL材料工場を建設

 出光興産は、静岡県御前崎市に有機EL材料工場「御前崎製造所(仮称)」を建設する。投資額は15億円で、2月に着工し、07年1月に操業を開始する予定。

 これまで同社は国内の化学会社などに有機EL材料の生産を委託していたが、パネルメーカーに対し安定供給するため自社工場を建設することにした。工場の延床面積は1800m2、年産能力は世界最大級の3トンで、原材料から最終製品までを一貫生産する。


2006年2月6

 

台中サイエンスパーク 3期投資計画が1兆元に

 台湾行政院の発表によると、現在開発中の台中サイエンスパーク第3期工業団地における総投資金額は9400億元(約3兆2500億円)に達する見通し。

 台中第3期工業団地にはDRAMメーカーのPSC、TFT-LCDメーカーのAU Optronics、Chunghwa Picture Tubes(CPT)などが投資を計画。このなかで、CPTは4月にも第5世代a-Si TFT-LCD工場に着工する。


2006年2月3

 

東洋インキ LG Electronicsへ有機EL材料を供給

 東洋インキ製造は、LG Electronicsへ低分子有機EL材料を量産供給すると発表した。LGは東洋インキの材料を用いて1.8型フルカラーパネルを量産する。

 供給するのは複数の有機材料で、このうちとくに赤色発光材料のクオリティが量産採用の決め手となった。


2006年2月1

 

日東電工 06年度末までにLCD用光学フィルム生産能力を3倍に

 日東電工は、07年3月までにLCD用光学フィルムの生産能力を年産5300万m2から約3倍に当たる年産1億6000万m2へ増強する。総投資額は約1000億円に達する。

 当初、05〜07年度の3年間で約1000億円を投資する計画だったが、05年度と06年度の2年で約1500億円に上方修正する。国内では、延伸機、精密塗工機、加工設備などを導入し、年産能力を1億1000万m2へアップする。投資額は約600億円で、今年3月に完成する予定。また、研究開発投資として約100億円を投じて研究開発用設備・試作ラインを導入する。

 海外では、韓国日東オプティカル、韓国オプティカルハイテック、台湾日東オプティカル、上海日東オプティカル、日東電工(蘇州)といった子会社の生産能力を増強する。合計投資額は約280億円。


 

松下電工 超高速濃淡画像処理装置を発売

 松下電工は、高速・高精度な回転マッチング機能を搭載した濃淡画像処理装置「マイクロイメージチェッカPV310」を発売する。

 自動車部品やLCDなどの検査工程に最適で、製造工程で検査、測定、位置決め、良品判定などが可能。360度回転マッチング機能により、さまざまな形状が高速・高精度で検査できる。また、新アルゴリズムによって高精度な傷検査が可能。06年度で月1000台の販売を見込んでいる。



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