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2007年2月28

 

シャープ 片山幹雄専務が新社長に

 シャープは、4月1日付で代表取締役専務取締役の片山幹雄氏が代表取締役社長に就任すると発表した。片山氏は49才で、AV・大型液晶事業を統轄している。

 現社長の町田勝彦氏は新任する代表取締役会長に就任。引き続き片山氏とともに経営を舵とりする。


 

帝人化成 大型TFT-LCDの位相差フィルム向けに新ポリマーフィルムを開発

 帝人化成は、大型TFT-LCDの位相差フィルム向けとしてノルボルネン系ポリマーを用いた新しいフィルム「ピュアエースER」を開発した。

 ピュアエースERは、光弾性定数がマイナスのため光弾性複屈折を抑制することができる。また、光透過性は90%以上と高く、ガラス転移温度も140℃と耐熱性にも優れる。

 同社はLCD分野を重点市場のひとつに位置づけ、昨年11月に「樹脂加工品事業本部」を設置し事業を拡大中。


2007年2月27

 

Samsung SDI 厚さ0.74oの2.3型TFT-LCDを開発

 Samsung SDIは、厚さ0.74oと世界最薄の携帯電話用2.3型TFT-LCD「Ultimate Slim Module」を開発した。

 解像度はQVGAで、輝度は300cd/m2、色再現性はNTSC比70%を確保した。1年後をメドに量産する予定。

 また、厚さ1.29oのTFT-LCDも開発。こちらは第2四半期から量産する。


 

帝人化成 松山工場内にPC樹脂の新実験棟とパイロットプラントを建設

 帝人化成は、ポリカーボネート(PC)樹脂の加工製品事業を強化するため、松山工場内に新実験棟とパイロットプラントを建設する。

 新実験棟は敷地面積1万m2、延床面積2600m2で、研究棟5棟と新規PC樹脂のパイロット設備を併設。@光学用途を中心とした新規樹脂の基礎検討、Aディスプレイ用溶融光学フィルムの試作・フィルム製造技術の開発、B自動車用PC樹脂製窓の実用化に向けた研究開発、を行う。投資額は約20億円で、今秋までにすべての施設をオープンさせる計画だ。


2007年2月23

 

三菱電機 産業用ワイドTFT-LCDのラインアップを拡充

 三菱電機は、産業機器用TFT-LCDモジュールとしてワイドフォーマットの動画コンテンツ対応モデル3機種を追加、4月からサンプル出荷を開始する。従来から製品化している14.1型ワイドに加え、9型(800×480画素)、12.1型(1280×800画素)、17.5型(1280×768画素)をラインアップに加える。 サンプル価格は9型が4万円、12.1型が6万円、17.5型が9万円。

 広告端末向けとしてアスペクト比16:9の動画コンテンツ(1280×720画素)の上段や下段に文字情報などのテロップを表示することができる。アスペクト比4:3の従来モジュールからのリプレースが可能な外形寸法を維持し、各種機器に容易に搭載できるようにした。また、9型パネルはワイド画面が主流になっている車載リヤシートのエンターテイメント用にも使用できるようアスペクト比を15:9にした。

 いずれも応答速度を従来比35%アップの16msecに高速化。動画も滑らかに表示できる。さらに、独自の色変換技術NCM(Natural Color Matrix)、500:1以上の高コントラストによって、PC用ハイエンドモニターに匹敵する自然画表示を可能にした。表示色も従来同様、26万色と1677万色のどちらが選択できる。


 

東大、JST、産総研 有機分子が構造変化する様子を動画撮影

 科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業総括実施型研究(ERATO)中村活性炭素クラスタープロジェクトのもと、研究総括である東京大学・中村栄一教授、産業技術総合研究所(産総研)・末永和知博士、東京大学・磯部寛之助教授の研究グループは、有機分子の化学構造を透過型電子顕微鏡(TEM)で直接観察することに成功した。肉眼では確認できない速さで移動する分子をガラスのチューブ(CNT)に閉じ込め、誰も見たことがなかった分子の動きを約1分の動画に記録した。


 

レーザーテック 高スループットのCFリペア装置を開発

 レーザーテックは、ドライフィルム熱転写方式のLCDカラーフィルター(CF)リペアシステム「CR-IC(Integrated Cartridge type repair head)」を開発した。価格は約1億2000万円で、07年度に10台の受注を見込んでいる。

 CR-ICは、従来大型ステージのエッジサイドに設置していたリペアフィルムフィーダーとフィルム熱転写用ヒーターユニットを1カートリッジに集積。カートリッジにはR、G、B、Black各色のリペアフィルムがセットされており、カートリッジをガントリーヘッド内に計4セット搭載した。

 この結果、リペアフィルムのフィード時間・使用済みフィルムの廃棄時間を短縮。また、各色専用のヒーターを搭載したため、フィルムの常時予備加熱と各色個別の温度設定が可能で、従来機に比べリペア時間を短縮した。具体的には、従来機は1回のリペアに1分弱を要していたが、10秒台でリペアできるようになった。さらに、リペアフィルムの消費量を1回当たり約30mmから6mmに削減した。

 自動カラーリペア機能もオプション搭載可能で、この場合、欠陥の捕捉、リペア領域の決定、リペア色の判断、リペア後の検査を自動化することができる。さらに、300×300μmといった大面積を1回のフィルム熱転写でリペアできるため、インクジェットプリンティング法で作製したCFの混色画素欠陥を効率的にリペアすることができる。そのほか、直径1o程度の領域に存在する複数かつ複雑な形状の同色欠陥を1度のフィルム熱転写でリペアするバッチリペア機能も搭載した。


2007年2月22

 

NICT 排気速度を高めた真空排気装置を開発

  情報通信研究機構(NICT)は、従来のイオン真空ポンプに比べ約8倍の吸引速度を誇る真空排気装置を開発した。

 重量・容積が従来の1/10という超コンパクト性もセールスポイントで、乾電池で20時間駆動という低消費電力化を実現。このため、真空容器一式をスーツケースに収納し、ナノマテリアルなどを真空状態で搬送することが可能になった。


2007年2月21

 

昭和電工 窒化物半導体系青色・白色LED製造技術を開発

 昭和電工は、LCDバックライトや一般照明用青色・白色LED向けとして窒化物半導体結晶製造プロセス「ハイブリッドPPDTM法」を開発した。従来のMOCVD法と独自開発したPPDTM(Plasma assisted Physical Deposition)法を組み合わせたもので、高品質の窒化物半導体結晶が製造できる。

 また、MOCVD法では困難だった4インチ基板を使用することに成功した。このプロセスを用いて世界トップクラスの出力を持つ青色LEDを開発、07年中に製品化する予定。

 これにともない、千葉事業所内に新プロセスを用いた4インチ基板対応LED製造設備を導入。青色LED素子の月産能力を3000万個から07年末までに1億個に引き上げる。


2007年2月19

 

06年第4四半期の大型TFT-LCD出荷金額は前年同期比23%増

 DisplaySearchは、直近の大型TFT-LCD(10型以上)市場調査結果を発表した。それによると、06年第4四半期の出荷枚数は第3四半期比4%増、前年同期比23%増の8060万枚に達した。クリスマスや年末需要による価格上昇もあり、出荷金額も第3四半期に比べ9%増加した。ただ、前年同期比では加重平均価格が15%下落したため、4%増にとどまった。


2007年2月15

 

AZにベスター・キャピタル・パートナーズが出資

 グローバル投資会社のベスター・キャピタル・パートナーズとカーライル・グループは、AZエレクトロニックマテリアルズに対して共同で出資すると発表した。

 カーライルは04年にAZ(旧クラリアント)を買収したが、保有株式の一部をベスターに譲渡する。これにより、AZは両社の共同保有となる。3月に手続きが完了する予定。なお、ベスターの出資額は明らかにされていない。


2007年2月14

 

昭和電工 世界最高効率の高分子有機EL燐光素子を開発
08年に広告媒体などの大型有機ELパネルを製品化

 昭和電工は、世界最高レベルの効率を誇る高分子有機EL燐光素子を開発した。正孔注入層を用いない単層型素子ながら外部量子効率を緑色で17%、青色で16%に高めた。ライフタイムも初期輝度100cd/m2で35万時間を確保した。

 今後、実用化へ向けた本格的なマーケティング活動を開始する。また、大型面発光パネルを開発中で、07年半ばまでに量産試作ラインを設置する。そして、08年中に製品化する予定で、2010年に100億円を売り上げることを目指している。


2007年2月13

 

LG.Philips LCD 第7世代TFT-LCDラインを増強

 LG.Philips LCDは、1950×2250o対応の第7世代TFT-LCD生産ラインの生産能力を増強する。

 07年第3四半期までにマザーガラス投入能力を9万枚/月から11万枚/月に引き上げ、テレビ用42型/47型パネルを生産する。


 

アルバックマテリアル 千葉富里のFPDターゲット工場が完成

 アルバックマテリアルは、FPD用スパッタリングターゲットの生産拠点である千葉富里事業所(千葉県富里市)を開設したと発表した。新工場は地上3階建てで、延床面積は約1万8000m2に達する。


2007年2月8

 

06年の有機ELD出荷枚数は前年比23%増の7125万枚

 Displaybankの発表によると、06年の有機ELディスプレイ出荷枚数は7125万枚強となり、出荷金額も5億3000万ドルに達した。年初見通しを下回ったものの、出荷枚数は前年比23%増を記録した。


 

Corning 静岡工場のTFT-LCD用大型ガラス基板の生産能力を増強

 米Corningは、静岡工場のTFT-LCD用大型ガラス基板の生産能力を増強する。投資額は1億6000万ドルで、08年半ばに新溶融炉の稼働を開始する。

 2160×2460mmの第8世代はもちろんのこと、近い将来採用が予定されている第9世代ガラス基板にも対応できるようにする。

 同社は昨年、シャープと長期供給契約を締結し、シャープの第8世代工場へ第8世代ガラス基板を供給。07年は世界ガラス基板需要が06年の12億平方フィートから約4億平方フィート増加するとみている。


2007年2月6

 

06年12月のPDP出荷金額は50型が42型を上回る

 Displaybankは、2006年12月の50型PDP出荷金額が初めて42型クラスPDPを上回ったと発表した。液晶テレビとの競争激化でPDPメーカーが大型化シフトを加速していることを示すもので、07年には数量ベースでも約40%に達する見込み。


2007年2月1

 

パイオニア PDP新ラインの導入を延期

 パイオニアは、PDPの新工場建設計画を延期すると発表した。昨今のパネル価格下落によるもので、新工場の規模や投資時期については今後の市場動向をみながら検討するとしている。


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